2012年以来参加していなかったVM-1に『ゆかいあ愉快』が久しぶりに参加しました。
【ボカロ漫才】VM-1グランプリ2020 No.0030 ゆかいあ愉快
■目次
VM-1グランプリとは
VM-1って何?という人の為に解説すると、公式HPには
「VM-1グランプリは年末にニコニコ動画内で開催されているVOCALOIDのオリジナル漫才コンテストです。」
と記載されている。
例外的に片方がボーカロイドでもう片方がボイスロイドといった組み合わせの漫才もレギュレーションでは認められている。
しかしボイスロイド同士やCeVIO同士、ボイロとCeVIOのコンビ等は認められていない。ただ、UTAU同士のコンビは認められている。
独特過ぎる評価システム
一番面白い動画を決める大会であるが、じゃあどうやってそれを決めるの?って話をする。
通常の漫才大会であるM-1グランプリは審査員7人の独断と偏見によって決定するが、VM-1では参加者全員が参加と同時に審査員(評価者)になる。
今回VM-1グランプリ2020においては投票権者は30人であり、面白いと思った動画を1人につき4組選ぶことになっている。(尚8年前は投票権のある組は70組を超えていて1人5組選ぶことになっていた。参加組の数によって変動する。)
つまり今回の場合30人の偏見が審査の総意となり1番が決まるのである
即ち8年ぶりに参加した私はそれと同時に8年ぶりに評価者にならなければいけないのである。
私も30人から構成されるシビュラシステムの一人となるのだ…。
この独特な評価システムにも欠点は存在するが
この評価方法に至った理由も公式HPでは詳しく説明されている。
ちなみに私の思うこの評価システムの欠点は、投票者が面白く感じたor感じなかったに関係なく、投票先を最も優勝から遠そうな組に投票したり、優勝しそうな組への投票を意図的に避けたりすることによって持ち票を実質的に死票にできる点である。
8年ぶりに参加できた理由
毎年参加したいと思いながらも早8年もかかってしまった。(時間経つの早過ぎ…)
私の中でVM-1に参加するに当たって二つの高いハードルがある。その一つは…
VM-1は遊びじゃねぇんだよ!!!!!
ってことである(意訳)
あくまで参加者は面白い作品を作り優勝をすることが目的であるという体裁が存在し、運営は競争性を保つためにそういうスタンスであるから、記念参加とか参加することに意義があるとかそういう参加スタイルを推奨していない。もちろんそんなことを気にしない人もいると思うが、私は運営の姿勢に準じたいのでそれはひとつの高いハードルになっている。
もうひとつは私自身が納得できる作品を作れる見込みがあるかどうかという点である
もし私が2012年以降参加することがあるならば、フルアニメーション動画で参加したいと思っていた。ネタに関しても私の中で納得のいくゆかいあ愉快らしさをクリアしなければならない。これは私が自分に課したハードルである。その為にはやはりそれ相応の制作期間が必要なのである。
今年参加できたのは偶然だった
11月後半から12月前半にかけての時間をかける予定だったとある案件が延期した事により制作期間を設けることができた。それに加えVM-1の参加申請期間が延長したことも大きい。
10月末に『リボンホイップ』のプロデューサー半月氏から参加の圧力をかけられていた事も一理あるかもしれない。(尚その時は案件が延期する前だったので断った。)
ニコニコニュースにも取り上げられる
ボーカロイドによる漫才大会”VM-1グランプリ”が開催中! ニコニコニュース
主催のバトロセンタさんによるとVM-1がニュース記事になるのは久しぶりらしい。
イベントがニュースの記事になるのはものすごく久しぶりです。快挙とも言える。「ボーカロイドによる漫才大会”VM-1グランプリ”が開催中! | ニコニコニュース 」https://t.co/D4SuFmEj6Q
— バトロセンタ (@batllocenter) December 29, 2020
私も記憶するところには昔、初音ミクみくという古(いにしえ)のボカロ系ニュース記事で取り上げられてたのを最後に見ていない気がする。
記事では私の動画(ゆかいあ愉快)が取り上げられて普通に嬉しいし、主催のバトロセンタさんもVM-1がニュースになったこと自体が快挙であるとツイートされている。私が参加した意味があったかもしれない思うと少し救われた気持ちになる。
私の参加動画投稿文にも書いたが、VM-1グランプリは10年以上ニコニコ動画で行われている。ニコ動内のユーザ―イベントでここまで長くやっているイベントも少ない。かの有名なMMD杯でもここまで長くない。(尚、現在行われているMMD杯ZERO3はMMD杯とは別物である)
主催が年単位で海外出張していた時期でも「今日はシンガポールから配信します」とか言って普通にイベント進行配信が行われていた。本当に狂っている(誉め言葉)
そもそも昨今新しいトークソフトが幾多もリリースされている中、ボーカロイドをわざわざ喋らせてさらには漫才をする動画を作ってる事自体、相当狂ってないとできない。
そんな最高に狂った奴らの作ったVM-1参加動画をみんなも是非一度見てみてほしい。
尚、既に投票期間は終わっており、結果発表は1月10日である。
また時間があれば個別に参加動画の感想等を書こうと思う。